8月の活動報告
記録的な猛暑となった7月が過ぎ、8月に入って暑い日も続きましたが、天候不順で雨の多い8月となりました。7月15日から16日にかけての大雨被害も現時点で被害総額が100億円を超え、民家や農作物、土木施設等に甚大な被害がもたらされましたが、その後の度重なる雨模様で被害の再拡大等を心配された方も多かったことと思います。場所によっては、8月1ヶ月分の雨量が1日で降ったりするような異常気象となっており、温暖化の影響による亜熱帯化が着実に進行しております。従って、過去の気象データはこれまでの1つの参考材料とはしつつも、今後の気象予想にそのまま取り扱う事はあまり意味をなさなくもなってきており、河川堤防の補強や支障木撤去等の河川流域面積の確保等をはじめ、氾濫頻度の高い河川上流域へのダムの新設や平野部中流域エリアにおける田んぼダムや遊水地の更なる整備拡大等、ありとあらゆる対策を重層的に行いながら、今後の大雨にも強い県土づくりを進めていく必要があり、議会の中でも議論を深めていきたいと思います。さて、こうした中、TVでは夏の風物詩でもある夏の甲子園大会が連日報道され、地元の仙台育英高校が素晴らしい快進撃を遂げ、東北勢として初の優勝を果たしました。140キロを超える5人の本格派のピッチャー陣を擁し、継投策で相手チームに主導権を与えず、攻撃面ではチャンス時に素晴らしい集中打により着実に得点を重ね、敵に付け入る隙を与えず完璧とも言える試合展開でした。振り返ると、秋田中が惜しくも準優勝で終わった1915年の第1回大会以降、東北勢としてはこれまで夏の甲子園大会の決勝の舞台に9度も立ちましたが、善戦むなしく深紅の大優勝旗の白河の関越えを果たすことが叶わず、まさに「悲願」となっておりました。甲子園では春の大会も含めると、仙台育英高校はこれまで大越投手を要する1989年第71回の夏の大会、左腕芳賀投手を擁する2001年第83回の春の大会、佐藤投手を要する2015年第97回の夏の大会と3回にわたり、「悲願」達成に向け決勝の舞台に上り詰め熱戦を繰り広げてきた経過にありますので、今回の優勝でようやく先輩達の果たせなかった甲子園での大きな借りを返すとともに、東北の「悲願」達成を成し遂げました。改めて熱戦を繰り広げ、多くの感動を与えてくれた仙台育英高校野球部の選手の皆さんに心から大きな拍手を送りたいと思います。この勢いにあやかって、楽天イーグルスにも残り少なくなってきた後半戦を何とか頑張って欲しいものです・・・。さて,8月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
・拉致議連署名活動 ※添付の写真
3年ぶりに開催された仙台七夕まつり初日の6日、七夕会場である一番町アーケード街にて拉致議連の署名活動を行いました。未だ解決に至っていない北朝鮮の国家的犯罪である拉致問題、国を挙げて拉致被害者全員の早期救出を図らなければなりません。そのためにも風化傾向も見られる拉致問題について、「決して許さない」という日本国民としての強い意志を「総意」にしていくためにも署名活動の積み重ねは大切であり、今回も多くの方々に趣旨をご理解いただき署名活動にご協力をいただきました。
・青葉地区保護司研修会
24日,青葉地区保護司研修会に参加しました。今回は定期的に開催されている地域別研修であり、仮釈放等の概要や矯正施設における取組み等について学びました。保護司の仕事をしていくうえで保護観察に係る最新情報や保護観察の具体の対応事例等を学ぶ場はたいへん重要であり、また、保護司が一堂に介することで保護司の横の連携も図れる貴重な場にもなっております。犯罪件数そのものは年々減少傾向にはあるものの、薬物事案等は高止まりしており、今後も罪を犯してしまった人の更生に向け、微力ながら保護司としての活動を担っていきたいと思います。