3月の活動報告
卒業式シーズンも終わり、寒風の厳しさからは解放され、日増しに暖かい春の日差しが心地良い季節となりました。年明けから再び猛威を振るっている新型コロナウイルス第6波もようやくピークが過ぎた感はあるものの、これまでの変異株とは違い感染者数の減り方がかなり緩やかな状況となっており、引き続き、新型コロナウイルスとの長期戦が余儀なくされており、生活の様々な場面等で我慢が強いられております。また、平和の象徴である北京オリンピックが閉会した4日後の先月24日にロシアの一方的なウクライナ侵攻が始まり、子どもをも含む多くの民間人が犠牲になる等、目を覆いたくなるような悲惨なニュースが連日報じられております。旧ソ連時代におけるロシアとウクライナとの協力関係といったかつての歴史経過もありますが、ソ連崩壊後に民主化された現在のウクライナが再び全体主義の国と依然と同じように共存する道を選ぶこことは現実の中では考えられず、また、軍事侵攻しなければならない大義も全くない中でロシアの勝手な思い込みの中だけで始まった今回の事態に多くの国々が強い非難の声を上がっております。主権国家への一方的な侵害であり、世界平和と国際秩序をも無視した許しがたい暴挙であり、ロシアに対する徹底的な対策が講じられることを望むとともに、1日も早い事態の収束とウクライナの平和を心から祈念するところであります。こうした中、新年度当初予算案等の議題審議を行った2月定例本会議も18日に提案された全ての議案を採択し終了いたしました。まもなく新年度がスタートしますが、コロナ過が収束に向かい、希望溢れる令和4年度となることに期待しつつ、3月の活動について主なものを次のとおりご紹介いたします。
①耳の日手話祭り
5日、聴覚障害者協会主催の耳の日手話祭りが開催されました。昨年同様、新型コロナウイルスの感染対策を徹底し、三密回避にしっかりと配慮した形での開催となり、充実した催しとなりました。また、塩釜市出身でエッセイストである五十嵐大さんの講演も行われ、耳の聞こえない両親のもとに生まれ、コーダとして生い立ちや思春期当時の悩みや苦労から、親への強い愛情に変化するまでの間の貴重なお話を伺うことができました。昨年、宮城県でも手話言語条例が制定され、健常者も障害者も分け隔てなく誰でも活躍できる社会を目指す大きな第一歩が踏み出されたところですので、引き続き、福祉施策の充実に力を注いでいきたいと思います。
②予算特別委員会総括質疑 ※添付の写真
7日,予算特別委員会総括質疑に立ち、次世代育成・応援基金事業と障害者雇用について令和4年度施策の方向性について質疑を行いました。特に、次世代育成・応援基金は新ビジョンの柱の1つとして県政の掲げる「社会全体で支える宮城の子ども・子育て」の具現化を図るため、県独自の安定的な財源確保のための新たな基金の創設であり、深刻な少子化社会への有効な対策を講じつつ、将来の宝である宮城の子ども達が社会全体で健やかに成長できる環境の構築を目指し、今後も議員の立場で関わっていきたいと思います。