12月の活動報告
師走も深まり今年も残すところあと僅かとなりました。毎年この時期恒例の日本漢字能力検定協会主催による清水寺で発表される今年の漢字が「金」に決定しました。夏から秋にかけて行われた東京五輪・パラリンピックにおける日本人選手の多数の金メダル獲得、そして大リーグでMVP獲得をはじめ多くの金字塔を打ち立てた大谷選手の活躍等がその選定理由であったとの事でした。長期化するコロナ禍やそれに伴う経済の低迷等、明るい話題がこのところ少なかっただけに、気持ち的にも前向きになれる「金」という文字が選ばれたことはとても良かったと感じており、来年こそは閉塞感から抜け出し、明るい1年になることを祈念するところであります。長いこと話題の中心に居座っている新型コロナウイルス感染症ですが、国内では小康状態にありますが、オミクロン変異種の出現や市中感染の広がり等もあり、まだまだ事態の収束が見通せない状況となっております。また、新型コロナウイルス患者で重傷化または死亡に至るケースが欧米人に比べ、日本人が極めて少ないことがかねてから指摘されておりましたが、その理由とされる「ファクターX」について、日本人の約6割の方々が持つ特定の免疫タイプがその要因の一部であることを理化学研究所が先日公表しました。こうした治験により、有効な新たなワクチンの開発も期待されており、今後のウイルスとの闘いに向け明るい材料が得られたものと考えております。こうした中、先月24日に開会した11月定例会も15日に閉会となり、新型コロナウイルス感染症対策やエネルギー価格高騰対策等の対策を盛り込んだ補正予算議案をはじめとした全ての議案を採択し閉会しました。年明けからはワクチンの3回目接種が本格化していくこととなりますが、引き続き、多くの県民の皆さまとともに個人や各家庭単位でできる感染予防対策を継続しながら、明るい2022年を迎えられることを心から祈念いたします。さて,12月の活動で主なものを次のとおりご紹介します。
①11月定例会一般質問 ※添付の写真
3日,11月定例会の一般質問に立ち、①新型コロナインフルエンザ感染症対策、②民活力を生かした今後の行政運営、③警察行政の充実、の3点について質問し、知事をはじめ執行部の皆さまから誠意ある前向きな答弁をいただきました。新型コロナウイルスは発生からまもなく丸2年を迎えようとしており、小康状態は保って入るものの、感染力のより強い変異株の出現やワクチンも追加接種が必要となる過度期を迎えている等、以前予断を許さない状況が続いております。コロナ対策をはじめ、現下に存在する様々な課題に対し、解決に導いていくために政治があるため、県議会議員の1人としてその当事者であることを自覚しながら、今後も責任ある行動に努めていきたいと思います。
②私立学校視察
24日,私学を支援する県議の会として聖ウルスラ学院英智高等学校に伺い、私学の具体の取組やコロナ禍の長期化に伴う学校経営の現状等について視察しました。私立学校は各校それぞれの建学の精神に基づき、公教育の場としてこれまで大きな役割を担ってきましたが、高い学費負担や低調な国の助成制度等、公立学校との公私間格差が課題となっており、加えて少子化社会、コロナ禍対策等、私立学校経営も厳しさを増している状況にあります。私学を支援する県議の会のメンバーの1人として、今後も私立学校の安定した学校運営が継続できるよう取り組みを進めていきたいと思います。