2月の活動報告
今月に入り感染が減少傾向となっている新型コロナウィルス感染症。1月17日には県内の新型コロナウイルス療養者数が594名となり、医療現場もひっ迫し、感染ルートの特定や入院調整等、県内の各保健所も大変な混乱の中での対応が迫られました。この新型コロナウイルス感染症は、無症状なケースが多く、また、感染後の陽性反応が遅れて表面化すること等から、一旦罹患者数が増加し始めるとなかなか収束できない難しさがあるため、現在の感染者数の落ち着きに満足することなく、感染対策の取り組みについては、引き続き、徹底した感染防止対策を講じながら、まずは乾燥時期であるこの冬を乗り切っていく必要があります。また、県内でもファイザー製ワクチンの医療関係者への優先接種も始まり、4月からの65歳以上の高齢者への接種に向けた準備が急ピッチで進められております。海外からのワクチン到着が不透明な中、到着分から随時効率的に接種できるよう臨機応変の対応が求められます。この新型コロナウイルスのワクチン接種については、全人口の31.8%が2回の接種を終え、世界的にも接種が進んでいるイスラエルで95.8%の予防効果が確認されており、重症患者発生抑制率は99.2%、死亡抑制率98.9%とかなりの効果があることが報告されております。一部マスコミ等でワクチン副作用への不安を煽る報道も散見されますが、重篤な副作用症例は極めて稀で、接種リスク以上に接種効果が期待できるため、特に重症化リスクが高いと言われている高齢者の方々には、ワクチン接種について前向きに考えていただくことを期待したいと思います。そして、県内のみならず国内、ひいては全世界でワクチン接種が順調に進み、このワクチンが今コロナ禍を抑制する大きな存在になることを切に願うばかりです。さて、こうした中、16日に宮城県議会2月定例会が開会し、新年度の当初予算議案をはじめとした議案が付議され審議がスタートしました。新年度は震災から10年を迎える節目の年であり、県の新たな長期計画である新・宮城の将来ビジョンの元年となります。従って、ハード面のみならずソフト面も含め震災復興を引き続きしっかりと進め、復興を成し遂げ、復興後の活力ある宮城の実現を目指し、引き続き、しっかりと取り組んで参りたいと思います。さて,2月の活動における主なものをご紹介いたします。
①建国記念の日を祝う県民大会
11日、建国記念の日を祝う県民大会が電力ホールで行われました。今年はコロナ禍に配慮し、入場者を大幅に制限したうえでユーチューブ中継による初めてのスタイルでの開催となりました。建国記念の日は、日本の国としての誕生日であり、建国から2881もの悠久の歴史に思いを馳せ、日本人として国を愛する心を養う大切な日です。これまでの幾多の困難をも乗り越え、今日に至っている歴史の営みに学び、現下の様々な課題に対して覚悟を持って対峙していく考えを新たにしました。
②2月定例会予算特別委員会総括質疑 ※添付の写真
16日、宮城県議会2月定例会が開会しました。震災から10年目の節目の年を迎え、新たな将来ビジョンを掲げ取り組みをリスタートするとともに、コロナ禍に対応した医療施策や経済対策等も含めた新年度予算を審議する大変重要な定例会となっております。また、早期の対策が求められている新型コロナウイルス感染症施策の早期着手に向け、先議議案として審議を早めることとし、同日、予算特別委員会総括質疑が行われ質疑に立ちました。一日も早いコロナ禍の事態の収束に向け、今後も対策等について議論を深めていきたいと思います。