8月の活動報告
長かった梅雨も終わり、連日記録的な暑い日が続いた今年の8月となりました。特に月末の29日には全国的に高気圧に覆われ、気仙沼の36.5℃をはじめ、仙台でも35.3℃と猛暑日を記録し、残暑厳しい日が続きました。また、新型コロナウイルスの影響もあり、お盆の帰省等の目立った混雑はなく、多くの方々が遠出の外出を避けた形となり、例年になく物静かなお盆休みともなりました。夏の風物詩でもある全国高校野球大会も新型コロナウイルスの影響により大会が中止となり、春の選抜大会の代替として各チーム1試合だけの交流大会が開催されるに留まりましたが、1試合ずつとはいえ、憧れの甲子園での球児のはつらつとしたプレーには、コロナ禍で何かと塞ぎがちな現状においては、多くの元気と勇気をもらったような気がします。新型コロナウイルスの第2波のピークが過ぎたとの専門家の意見もありますが、実態としては収束の見込みがたっていない現状にありますが、感染拡大防止に最大限の注意を払いつつ、今後を考えた時、経済活動をできるだけ回していく必要もあることから、引き続き、ある意味手探り的な対策が求められていくことになります。そのためにも政府の責任ある対応が必要不可欠ですが、先日、突然の安倍総理の辞任発表があり激震が走りました。懸念されたことの1つとして、今後のコロナ禍を乗り越えていくための国の対応の継続性がありますが、政治空白を作らないことを前提とした上での今回の総理の決断であり、一部マスコミで色々と酷評されてはいるものの、無責任となることのないよう配慮された勇気ある重い決断であると受け止めております。今後、新たな総理のもと国会が開会予定ですが、引き続きの政府の責任ある対応を期待したいと思います。また、宮城県議会も来月から9月議会が始まりますが、感染防止と経済再開の相反する課題に対して、しっかりと議論を深めていきたいと思います。さて,8月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
①自然災害対策調査特別委員会 ※添付の写真
7日、国交省東北地方整備局河川部の成田調査官と東北大学災害科学国際研究所の佐藤教授をお迎えし、昨年の台風19号被害の現状と評価等について専門的知見も交えた参考人意見聴取を行いました。記録的大雨を背景とした豪雨被害、河川の整備をはじめ、ダムによる利水管理等、あらゆる手段を導入し、今後の豪雨災害をはじめとした自然災害にしっかりと備えていくことの必要性を再確認しました。
②女川原子力発電所住民説明会
18日,東松島市で開催された女川原子力発電所住民説明会に参加しました。100名を超える方々が参加しており、住民の方々の関心の高さが伺えますが、今後の議論の中においては、イデオロギーを極力なくした建設的な議論も必要と考えます。今後、議会等を通じ、責任ある対応に努めていきたいと思います。