3月の活動報告
世界的な広がりをみせ、収束に目途がたっていない新型コロナウィルスの動向ですが、生活面でもクラスタ発生予防の観点から集団行動等の自粛モードが続く中、平年よりも早い桜の開花も迎え、新年度がスタートする時期になりました。本来であれば卒業、入学をはじめとした門出のお祝い時期でもあり、また、花粉症症状を除けば温暖な気候で過ごしやすい季節でもあるわけですが、先にも述べたように、自粛による行動制限等も伴い、一連のお祝いムードに水を差す何とも過ごし辛い今年の春となっております。さて、こうした中、17日に新年度予算案ならびに新型コロナウィルス感染症対策の補正予算等の全提出議案の審査を終え、第371回宮城県議会(2月定例会)が閉会しました。本会議開会時に提案された宿泊税導入議案の是非を巡り、議会内でも激しい議論が繰り広げられましたが、今回の新型コロナウィルス感染症に伴う行動制限等により旅行客をはじめ経済消費全体が大きく落ち込んでいること等を考慮し、感染症対策ならびに経済対策を優先することとし、今回の宿泊税導入議案は撤回されることになりました。この件に関しては、いろいろな指摘がされておりますが、大きな英断であったことは指摘しておきたいと思います。まもなく新年度を迎えますが、新年度のスタートをどう導いていくのか、新型コロナウィルス対策としての県内の医療体制の整備・充実をはじめ、PCR検査体制をどう強化していくのか、同時に、新型コロナウィルスの拡大状況を見極めつつ、行動自粛をどのように緩和させ、落ち込んだ景気をどのように回復していくのか、そして、生活で困っている人たちへの具体の支援をどのようにフォローしていくのか等々、課題は山積みです。震災時の大混乱を経験した本県だからこそ、危機感と責任感そして将来への希望を持ち併せながら、この難局にしっかりと対処して参りたいと思います。さて、3月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
①神道政治連盟宮城県本部議員連絡協議会総会
13日,神道政治連盟宮城県本部議員連絡協議会総会が開催され出席しました。本来であれば、4月11日に開催予定であった天皇陛下御即位をお祝いする宮城県民大会についても話題となるところではありましたが、新型コロナウィルス感染症の影響により中止となり大変残念に思うところです。この新型コロナウィルス感染症の早期の収束と一日も早い本来の暮らしに戻ることを心から祈念いたします。
②東京オリンピック聖火到着式 ※添付の写真
20日、ギリシャのオリンピア市からオリンピックのシンボルとも言える聖火が政府の特別輸送機で航空自衛隊松島基地に到着することにあわせ、大会関係者出席のもと聖火到着式が開催されました。朝から新幹線が運転を見合わせるほど、強風が吹き荒れるあいにくの天候でしたが、無事、特別輸送機も着陸でき滞りなく到着式が開催でき、聖火の到着、そして、ブルーインパルスによる展示飛行を見るためのお客さんが松島基地の周りに多く駆け付け、オリンピックへの関心の高さが伺えました。残念ながら、その後、新型コロナウィルス感染症の世界的な広がりを考慮し、開催時期を延期することになりましたが、引き続き来年開催の大会の成功に向けて機運醸成等に努めていきたいと思います。