8月の活動報告
1年で最も熱い日が続き、涼しい秋の到来を待ち焦がれる8月であるべきところですが、今年は例年になく雨天が続き、先月22日からの連続降雨記録が今月26日までの36日間と観測史上最長となり、昭和9年に記録した連続降雨記録を塗り替えるというあまり好ましくない天候状況となっております。この天候の影響で嫌気をさすほどの猛暑となるはずの気温が連日伸び悩み、日照時間も極端に少なくなる結果となり、葉物野菜を中心に生育に大きな支障を与え、また、収穫前のトマト等が腐る等、これまで大きな影響を与えているほか、収穫を目前に控えている米の生育についてもその影響の度合いが心配されております。こうした中、23日に全国消防救助技術大会が利府町グランディー21で開催され、全国から精鋭の消防団員が一同に介し、日頃培っている体力と高度な技能を基にすばらしい競技が繰り広げられました。本来、6年前に本県で開催予定であった本大会ですが、あの東日本大震災の影響により開催が見送られ、6年後の今回の開催となった経緯にあります、そういう意味では感慨深い大会となっております。あの東日本大震災時には、今回参加されている消防関係者の方々も含め、全国各地から多くの消防関係者の方々が本県を含めた各被災地にいち早く集結していただき、あの未曽有の大災害に見舞われ大変な混乱の中、昼夜を分かたず人命救助をはじめ様々な任務にあたっていただきました。開会式の中では仙台市内の中学校2年の男子生徒から6年前の震災対応にあたっていただいた全国の消防関係者の皆さんに対する感謝の言葉が披露され、目頭が熱くなるのを感じました。中学校2年生といえば、東日本大震災の当時は小学校1年生であり、小さな体で親元を中心とした生活から小学校という集団生活へと学習環境が大きく変わり、ようやく慣れ始めた頃にあたります。この感謝の言葉を聞き、あの大変な混乱期の中で対応いただいた多くの方々に対する感謝の気持ちをやはり風化させてはならないという思いを新たにした瞬間でもありました。本大会に参加された消防関係者の皆さん、大変お疲れ様でした。そして、各消防団の今後のご発展、消防団員およびその関係者の皆さんの益々のご活躍を心からご祈念いたします。さて,8月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
① 全国都道府県議会議員野球大会 ※添付の写真
18~20日,全国都道府県議会議員野球大会が長野県で開催され,宮城県チームの一員として参加してきました。対戦相手は愛知県チーム。互角の試合展開となりましたが、あと一歩及ばず今年も善戦むなしく初戦で涙を飲む結果となりました。暑さの中、終盤の体力面にいささか課題を残す結果となりましたので、来年の茨城大会に向けて体力づくりを意識しながらまた頑張りたいと思います。
② 予算特別委員会総括質疑(予算調整方針)
28日,来年度の予算編成を進めていく前段階の予算調整方針についての予算特別委員会総括質疑が行われました。被災活地で新たな街づくりが進む中、①県外に避難されている1,787人の方々の今後早期の帰郷支援について、②自死対策に係る取り組みの充実とその財源措置について、質問を行い、知事はじめ県当局から前向きな回答をいただきました。復興計画「発展期」の初年度にあたる次年度となりますので、限られた財源で最適な予算措置となるよう今後も発言していきたいと思います。