12月の活動報告
師走に入り,降雪こそ比較的少ないものの寒さが一段と強まり寒風が体に堪える季節になりました。こうした中、21日間の会期で始まった宮城県議会11月定例会も70件の全議案を採択して15日に閉会いたしました。専決処分(大川小訴訟控訴)については、本会議や文教警察委員会等で多くの議論が取り交わせれましたが、ご遺族側と行政側との対立構図は誰も望んでおらず、出来うるなら早期和解を探りたいという点では議会側、行政側ともに共通認識であったように感じましたので、早い時期での解決を強く望むところであります。また、学校運営については石巻市の所管でありますが、学校長任命は県教委である点、指導主事研修等で県教委の関与もあり全てが石巻市だけの問題ではないこと等から、もう少し県教委としての責任の主体性が示されるべきであり、今後の遺族側との話し合いについては、石巻市任せではなく県教委としてもしっかり前面に立って今後対応いただくことを望むところでもあります。いずれにしても亡くなられた多くの児童生徒、教職員の方々のためにも、今回の大変な悲劇を真正面からしっかりと受け止め、責任の所在を明らかにし、犯人追求ではなく実りある再発防止策に繋げていく必要があると考えており、そのことが唯一のご供養になると考えております。改めて、震災からの真の復興とは何かを見つめ直しながら、震災復興事業をはじめ県政の諸課題の解決に向け、引き続き県議会議員としての役割を担って参りたいと思います。また、本会議最終日に5つの特別委員会が設置され、そのうちの1つである「いじめ・不登校等調査特別委員会」の委員長職を拝命しました。大きな社会問題となっているいじめと不登校の問題、特に中学生の不登校出現率が全国でワースト2位という憂慮すべき状況となっており、また、いじめにより自ら命を絶つといったあってはならない出来事も立て続けに発生していること等から、こうした現状と課題背景をしっかりと検証しながら本特別委員会の中で県全体の課題として早期かつ有効にしっかり対処できるよう政策提言をまとめていきたいと思います。さて,12月の活動で主なものを次のとおりご紹介します。
① 中山川平地区老連「年忘れ演芸大会」 ※添付の写真
4日,毎年年末恒例の中山川平地区老連「年忘れ演芸大会」が中山市民センターで開催されました。各地区老人クラブからの選りすぐりの自慢の演芸が発表され、大変賑わいのあるイベントですが、今年も開会直後から多くの地域の方々が来場し、大盛り上がりの大会となりました。出演された皆さま、大変お疲れ様でした。
② 予算特別委員会総括質疑
9日,11月定例会の予算特別委員会総括質疑に立ち、東北連携による観光施策について質問を行いました。外国人観光客誘客の取り組みが活発化する中、仙台空港が民営化され、今後は各県ごとではなく東北として広域連携による観光施策を展開していく必要があり、地域の強みを発掘し、アウトバウンド対策のも力を入れ、仙台空港を核とした交流人口の拡大、就航機体の大型化が図れるよう今後も議論を積み重ねていきたいと思います。