7月の活動報告
例年になく寒暖の差の激しい今年の梅雨の季節となり,体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。今年の梅雨は、梅雨前線の発達により記録的な大雨に見舞われた地域もありますが、逆に全く雨が降らない地域もあり、関東圏では栃木、群馬両県のダムの一部が記録的な渇水状態となっていることから、28日に梅雨明けし本格的な夏本番を迎えた関東地方においては、今後の水不足が大変心配されております。東北地方も本日梅雨明けとなりましたが、やはり気温も雨量も「平年並み」が一番であることを再認識した今年の梅雨だったと思います。また、夏を象徴する全国高校野球宮城県大会ですが、今年も激戦が交わされ、東北高校が利府高校を下して県代表の栄誉を勝ち取り、甲子園の切符を掴みました。東北高校の選手の皆さまには、是非とも県大会で熱い戦いを交わしてきた各校選手の分まで、高校球児の憧れの舞台である甲子園球場でその思いを全てぶつけ切って頑張ってもらいたいと思います。
今月1日、国が管理する全国19ヵ所の空港の先陣をきって仙台空港が民営化しました。「東北の空を世界の空へ」をキャッチフレーズに仙台国際空港(株)が今後の仙台空港の運営を担っていくこととなります。これまで全国一律だった航空機の着陸料が独自で設定できるため、国内航空会社のみならず海外の航空会社への具体的なエアポートセールスが可能となるため、今後、新たな就航路線の開拓、そして、既存路線の使用機体の大型化等が期待されております。県としても仙台国際空港(株)と連携を図り、今後、30年後には現在の倍以上に当たる乗客者数600万人、取扱い貨物量5万トンの達成を目指し、仙台空港が名実ともに「東北の玄関口」としてその役割を発揮し、本県のみならず東北各県にも仙台空港を利用したお客さまが多数お越しいただける環境を築いていく必要があります。空港からの2次交通網の整備や空港運用時間の拡大等、今後検討していかなければならない課題もありますが、全国的に注目されているこの仙台空港民営化を契機にしっかりとスピード感を持って議会の中でも空港を核とした今後の地域振興策等について議論を深めていきたいと思います。さて、7月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
① 社会を明るくする運動中山実施委員会イベント
法務省が提唱する社会を明るくする運動強調月間にあわせ、毎年実施している社会を明るくする運動中山実施委員会主催によるイベントが今年も18日に中山市民センターで開催されました。犯罪・非行のない社会は目指すべき理想の社会です。また、罪を犯してしまった人であっても多くの地域の方々の温かい理解・見守り等により、孤立させることなく更生を図っていくことができる社会もまた必要であると考えております。保護司の一人として、引き続き、地域の皆さまが一人でも多く本運動の趣旨を理解いただき、協力いただけるよう本運動を取り組んでいきたいと思います。
② 建設企業委員会県外視察 ※添付の写真
15日,建設企業委員会の県外視察で三重県庁を訪問し,現在取り組んでいる中部国際空港を活用した民間企業との包括協定締結による県産品等の販路拡大に向けた取組状況等について話を伺ってきました。民間企業のノウハウを最大限活用し、県内事業者等が空輸での物流をより利用しやすくすることで、一次産品や加工品をはじめ、様々な県産品をどんどんと海外へと送り出し、販路を拡大していく取組みは大変重要であります。本県においても全国に先駆けて今月民営化した仙台空港を活用した空路物流の充実を図っていくことは、旅客者を増やしていく取組と同時に推進していくべき課題でありますので、県産品の販路拡大に向け、しっかりと取り組んでいきたいと思います。