4月の活動報告
西日本から桜の便りが伝わり始め,仙台においては4月3日,昨年より4日,平年より8日早い開花を迎えました。これは2002年の3月29日に次ぐ観測史上2番目に早い開花となったようです。開花後も比較的暖かな日が続き,最近では異常気象を思わせる連日の夏日が続いており,数か月後に訪れるだろう本格的な夏が今から心配に思う今日この頃です。さて,震災から5度目の新年度を迎え,県の震災復興計画の中間年,仙台市の震災復興計画の最終年度と大きな節目となる年度がスタートしました。災害公営住宅の整備もだいぶ進捗が進み,3月末時点で着手戸数13,845戸(89.4%),完成戸数5,289戸(34.1%)となっており,今後も加速的に完成戸数が増えていく予定であります。被災地における防災集団移転事業についても県内195地区全てにおいて工事着手済みであり,そのうち89地区(42%)においては,住宅等の建築工事が可能な状態にまで整備が進んでおります。また,今年度は震災復興の取り組みに加え,地方創生元年でもあり,地方を元気にするための国の目玉施策にしっかりと歩調を合わせ,中長期的な視点にたった宮城らしい施策にも知恵を出していかなければなりません。そのためにも県の現状をしっかりと考察し,多くの方々との意見交換を通じた地域ニーズを的確に捉えながら,現場目線でしっかりと取り組んでいきたいと思います。さて,4月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。 ①中山小学校入学式 8日,今年も元気いっぱいの可愛らしいピッカピカの1年生が中山小学校の仲間入りをしました。少し大きめの服装で若干緊張気味でしたが,校長先生の話や2年生の歓迎の言葉に真剣に向き合う姿がとても印象的でした。この子ども達は将来を担う地域の宝であり,小学校,PTA,地域との連携のもと成長を温かく見守っていきたいと思います。 ②空港民営化調査特別委員会県外視察 ※添付の写真 14日から16日にかけて,空港民営化調査特別委員会の県外視察で国土交通省をはじめ航空会社等を訪問し,仙台空港民営化の意義と今後の可能性等について貴重なお話を伺ってまいりました。全国で初となる仙台空港の民営化に向けた検討が現在進められており,震災復興の大きなシンボルとして就航路線の拡大と器材の大型化等,交流人口の増大ならびに貨物取扱量の増加等,東北の玄関口として仙台空港が大いに活性化するよう民営化の効果を最大限引き出せるよう特別委員会の中で議論を深めていきたいと思います。