2月の活動報告
イスラム国における邦人拘束・殺害事件が発生し尊い命が奪われ,マスコミ報道等でも連日取り上げらましたが,国の力,外交交渉力強化の必要性を改めて認識させられた事件でもあったと思います。イスラム国は,中東の国力の弱まっている地域を武力で占拠し,国の垣根を越えてその勢力範囲を拡大している組織でありますが,国際的には国として認められておらず,国連大で対応はしているものの,残念ながらその抑止に苦慮しているのが実状です。この問題から見えてくることは,国が国として維持し続けることの重要性,とりわけ,外敵に対し国民の生命,財産を守るといったごく当たり前の事を国として常にしっかりと維持し続けることが重要であり,そのためにも国の力を衰退させてはならないという大きな教訓がこの問題には潜在していると思います。我が国においても隣国との外交摩擦の課題整理に追われていますが,国としての役割をしっかりと維持していくことは極めて重要であり,中東で起きているイスラム国の問題を対岸の火事とせず,今こそしたたかさを持ちながら国益を考えた強い姿勢で臨むブレない外交力を養っていく必要があると思います。争いを好む人など基本的には存在せず,むしろ争いを未然に防ぐ為にどうするか,その為にも国力を高めていくことが重要なのだと考えます。
また,2/11には,49回目の建国記念の日を祝う県民集会が開催され,多くの方々と共に建国の日を祝いました。西暦2015年,皇紀2675年という悠久の歴史を持つ我が国に改めて自信と誇りを感じる一時でもありました。来月で震災から4年を迎えますが,こうした想いを胸に,今の時代を生きる世代の一人として震災復興に向け,引き続き尽力して参りたいと思います。さて、2月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
➀拉致問題を考える国民の集いin宮城
1日,政府主催の拉致問題を考える国民の集いが仙台で開催され,県議会の拉致議連メンバーの1人として参加してきました。拉致被害者は政府で認定されている方が17名,特定失踪者として拉致の可能性が高いとされる方は県内出身者も含め約470名にも上っており,卑劣極まりない重大な犯罪であり,国をあげて解決にあたっていかなければなりません。今,強く求められているのが国の強い外交交渉力であり,それを後押しする世論の高まりだと思います。事件発生から時間が経過し,こうした意識の風化が懸念されておりますが,全面的な問題解決が図れるよう拉致問題に対して今後もしっかりと関心を持ち続けていきたいと思います。
②学生インターン ※添付の写真
今年も3月までの2ヶ月間,学生インターンとして3名の学生を引き受ける事になりました。若い世代の学生の目に映っている政治の実情,友人との会話の中で話題となる政治に期待する部分と改善すべき部分等,率直な意見等も伺いながら,今後の政治活動に役立てていきたいと思います。また,政治は常に生活に身近でなければならないものであるため,今後更に本県議会がインターン生にとって関心を持つ対象となれるよう有意義な2ヶ月間にしていきたいと思います。インターン生の皆さん,2ヶ月間,宜しくお願いいたします。