5月の活動報告
各地域及び各種団体の総会シーズンである5月を迎え,それぞれの組織が,新年度としての具体の活動をスタートする時期となりました。こうした中,新聞等で全国の約半数の自治体で30年後,20代,30代の女性が半減し,将来的に自治体として存続が危ぶまれるといった大変ショッキングな報道が飛び込んできました。これは,前岩手県知事(元総務大臣)の増田寛也が座長を努め,有識者らでつくる民間研究機関の日本創成会議が,昨年,国立社会保障・人口問題研究所が公表した将来推計人口を基に推計し取りまとめたものであります。政令市の行政区を含め,全国約1800市区町村中,約半数にあたる49.8%,896自治体において,30年後には,20代,30代の女性が半減するといった推計結果が示され,宮城県においても35市町村中23市町村がその対象として公表され,減少率最大としては南三陸町の69.5%といった推計結果が示されました。20代,30代の女性は,子どもを産む中心世代の若年女性と位置付けであり,こうした女性層が減ることによる出生数の減少に伴い,将来的に出産介護保険や医療保険など社会保障の維持が難しくなるほか、生産年齢人口の鈍化に伴い雇用の確保も厳しくなっていくと考察されております。あくまで推計結果ではあるものの,本県においては,震災により人口流出に拍車がかかっている自治体も多いことから,震災からの復旧・復興は勿論のこと,将来を見据え,就労環境の整備も含め,次代を担う若い世代の方々が活躍できる場の創出,そして,安心して出産・育児ができる環境の構築についても,課題意識を持ちながら引き続きしっかりと対応していきたいと思います。さて,5月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
➀電友会総会 ※添付の写真
15日,仙台南電友会総会へ出席し,県政の近況についてご報告をさせていただきました。震災による甚大な被害から必死に復旧を続けてきましたが,その原動力となっているのが「安定供給」という電力マンとしての高い使命感だったと思います。こうしたスピリットを育み伝承してこられたのが電友会の先輩の皆さまですので,懇親会ではかつての体験談等も含め貴重なお話し等も伺い,有意義な時間を過ごさせていただきました。
②石巻市議会議員選挙
18日告示,25日投開票の日程で石巻市議会議員選挙が行われ,同志の山口荘一郎さんが見事再選を果たしました。石巻においては,震災後初となる市議会議員選挙であり,また,定数4名減で行われた戦いであり,先行きが見通せない大変厳しい戦いとなりました。本人も常々述べているとおり,選挙結果は通過点でしかなく,地域の復興,そして元気な石巻の実現が目標であり,支援いただいた多くの方々の代表として,引き続き議会の場等で活躍されることを大いに期待しております。共に頑張りましょう!