4月の活動報告
4月に入り,西の方から桜の便りが聞こえ始め,仙台においても平年より4日早い7日に開花が始まりました。また,26日には多くの県民に感動と勇気を与えてくれたソチオリンピク金メダリストの羽生選手の優勝パレードが盛大に行われ,一目見ようと9万人を超える多くの方々が東二番丁通りに集結し,大変な盛り上がりをみせました。被災地にとって,復興の進捗を示す大きなバロメータの1つが人々の「笑顔」だと考えておりますが,この日は桜の開花とともに本当に多くの笑顔が咲きほこり,羽生選手には今後の復興に向け大きな後押しをしてもらったような気がします。さて,震災から4度目の春を迎え,県の震災復興計画においては「再生期」の初年度として,気持ちを新たに新年度がスタートしたところであります。進捗の遅れが懸念されていた災害公営住宅の整備についても,3月末時点で新たに仙台市,岩沼市,女川町,大郷町で1000戸余りが完成し,仮設住宅からの本格的な入居が始まりました。被災各地において建設工事が本格化しており,今後の更なる進捗が図られ,仮設生活を余儀なくされている方々が1日も早く恒久的な住宅環境へと移行できるよう引き続き注力していかなければなりません。また,震災以降常態化している被災自治体の職員不足への対応,しばしば見受けられる入札不調の回避等についても,復興をしっかりと前へ進めていくためにも,今年度は実効ある取り組みを早期に確立していく必要があります。震災復興の取り組みをはじめ,仙台空港民営化,医学部新設や広域防災拠点整備等,将来の発展に向けての創造的復興の具体の取り組みについても,成果があがるような取り組みを積み重ねていく必要があります。様々な課題はありますが,年度初めとして気持ちを新たにしっかりと議員としての活動を進めていきたいと思います。さて,4月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
1.中山小学校入学式
8日,今年も90名の元気なピッカピカの1年生が中山小学校の仲間入りをしました。真新しい服に身を包み,新しい友達と手をつなぎ,張り切って入場する姿がとても可愛らしく感じました。新入生の健やかな成長をPTAの役員として,同じ地域に住む大人の1人として,温かく見守っていきたいと思います。
2.常任委員会県内視察 ※添付の写真
16日,経済商工観光委員会の県内視察で大衡村のトヨタ自動車東日本の自動車工場を訪問しました。震災後の平成24年7月にセントラル自動車,関東自動車工業,トヨタ自動車東北の3社が経営統合し,トヨタの国内第3の生産拠点,そしてコンパクトカー専門の製造会社として誕生したトヨタ自動車東日本。約50万台の生産能力を誇り,その主要工場として稼働している大衡工場ですが,様々な業務改善等により従来の工場とは違った生産工程を取り入れた最新鋭の工場となっており,東北の経済を牽引する自動車産業の頼もしさを改めて強く感じました。