3月の活動報告
3月20日,31日間の会期で行われた第346回宮城県議会が155件の全議案を可決し閉会しました。県の震災復興計画における復旧期3年目の締めくくりを迎え,次のステップとなる再生期初年度の当初予算を審議する重要な本議会であり,また,震災以降,知事が掲げている「創造的復興」の具体の施策として,医学部新設や広域防災拠点整備,仙台空港民営化施策に関する議論も多く,一般質問が通常より1日多い5日間に日程が延長され,予算特別委員会総括質疑の中においても生活再建に向けた災害公営住宅整備や防災集団移転事業整備の進捗の検証も含め,議会側と執行部側双方による活発な質疑応答が繰り広げられました。震災から丸3年が経過し,被災地では時間の経過とともに復興事業の進捗に地域間のバラつきが見受けられるようになってきており,また,県外をはじめ自治体の域外へ避難している方々の今後の帰郷支援の対応等,被災地の現場においては,将来の新たな街づくりを行っていくうえで解決していかなければならない新たな課題にも直面しており,ここを正念場として被災市町と県がより一層一体となった取り組みを進めていく必要があります。また,来年3月には世界国連防災会議が仙台市で開催される予定となっており,世界各国から物心両面でご支援いただいたこれまでの多くの善意に対して,心からの感謝と御礼を伝えるためにも,復興に向け頑張っている我が県の姿を見ていただくことが一番の発信力であるため,今後の取り組みの中で復興の進捗を更に高められるよう最大限努力していく必要があり,改めて平成26年度に向けた思いを強くしているところであります。来たる新年度においても志を高く持ち,引き続き,震災復興そして県政発展のため全力を傾注して参ります。さて,3月の活動において主なものを次のとおりご紹介いたします。
➀耳の日手話祭り ※添付の写真
3月2日,恒例の耳の日手話祭り(主催:宮城県ろうあ協会)が富谷町で開催されました。3月3日「耳の日」にあわせて毎年各地持ち回りで開催している耳の日手話祭りですが,今年も県内から多くの方々が参加されており,聴覚に障害を持つ方々の相互の親睦が深められ,更なる社会参加の推進に繋がる有意義な一時だったと思います。今後とも微力ながら,障害者福祉の充実に取り組んで参ります。
②中山小学校卒業式
3月19日,中山小学校の卒業式が行われ,卒業する6年生の子ども達に対し,中山小の想い出を胸に,今後の中学生活において失敗を恐れず様々な事に積極的にチャレンジするとともに,「今」という3年間の貴重な時間を大切にしながら自分の可能性を信じて大いに羽ばたいていただくよう激励の言葉を贈りました。卒業生の皆さんが立派な中学生へと成長されることを心よりご祈念申し上げます。