11月の活動報告
22日、会期を22日間とする宮城県11月定例会が開会し、震災関連の一般会計補正予算議案を含む70議案が提案され、今後、議会の中で審議していくこととなります。震災から2年9ヶ月を迎えようとしておりますが、これまで臨時議会、専決処分も含め23回の補正予算が編成され、震災対応分の予算は約3.6兆円となりました。今後、21市町121地区、約15,000戸の災害公営住宅の整備、12市町195地区の防災集団移転促進事業、10市町34地区の被災市街地復興土地区画整理事業、8市町12地区の津波復興拠点整備事業等、大規模な各種工事が各地で本格化していくこととなりますが、予算面では平成28年度以降の予算措置が明確になっていないということもあり、引き続き、しっかりと国との調整を図っていく必要があります。また、工事の発注側である各市町の設計、測量、用地取得等の技術職員をはじめとしたマンパワー不足が深刻になっており、これまでの全国自治体への応援要請のみならず、県内で復興事業の進捗が最も早い仙台市への更なる支援協力要請も含め、オール宮城としての実効ある対策を図っていく必要があります。復旧期最終年度を迎え、一部事業においてその進捗に差が出始めていること等から、黒子役としての県の果たすべき役割をしっかりと認識し、今後の対応に当たって参りたいと思います。さて、11月の活動で主なものを次のとおりご紹介します。 ① 仙石線多賀城地区連続立体交差事業完成記念式典 17日、仙石線多賀城駅において、仙石線の高架橋化による連続立体交差事業の完成記念式典が開催されました。朝夕の通勤時間帯を中心に踏切による慢性的な交通渋滞の解消を図るために進められてきた本工事ですが、平成16年度から工事が始まり、10年がかりでの完成となりました。地域の方々にとって待望の完成であり、快適な道路交通の確保が図られるとともに、土地区画整理事業として今後の多賀城駅周辺の新たなまちづくりが行われる予定となっており、史跡の街多賀城の今後益々の発展を祈念するものであります。 ② 平成25年度県政報告懇談会 ※添付の写真 19日、県政報告懇談会を開催し、地域の後援会の皆さまをはじめ、企業、労働組合の皆さま方にも多数ご参加いただきました。震災復興の状況と現状の課題等について報告をさせていただき、その後の多くの皆さまと親しく懇談させていただき、同時に大きな励ましをいただきました。初心を忘れることなく、志高く、自分の果たす役割をしっかりと担っていくことを改めて強く決意しました。