4月の活動報告
平成24年度もスタートし、早いもので1ヶ月が経過しようとしております。今年は冬が長く感じられ寒い日が続いた影響で例年より開花が遅れていた桜の満開もようやく見ごろを迎えました。馴染みの深い桜を見て2つの事を感じました。1つは、身近な花であるはずなのに、ずいぶんと久しぶりという感覚。多くの方々も同じだと思いますが、昨年は震災で大変な状況であり、桜の開花はいつかどこかで見てはいたはずなのに、開花をあまり気にする余裕もなくこの時期を過ごしていたことから、実際には2年ぶりの桜との対面となりました。感じたことのもう1つは、震災復興への思い。日本の国花である桜、花がいくら綺麗であっても、それを見る人の気持ちが穏やかでなければ、心の中に素直に受け入れることはできません。多くの人が心から桜の綺麗さで心穏やかになるためにも、この震災からの真の復興を急ぐ必要があり、この満開の桜から震災復興に向けた気持ちを新たにしたところです。今年度は震災復興元年。本格的な復興事業予算がこれからという状況にありますが、「震災対応は時間との勝負」という認識を忘れず、しっかりと対応の遅れを取り戻しながら、着実な震災復興が図れる、そんな新年度にしていきたいと思います。さて、4月の活動で主なものをご紹介します。
① 春の植木市 ※添付の写真
毎年半期毎に開催される恒例の仙台市の植木市が4月7日に開催されました。天気には恵まれたものの少し肌寒い日となりましたが、植木市の趣旨に賛同いただき、杜の都仙台の緑化推進に日頃からご協力いただいている多くの市民の方々に大勢ご来場いただき式典も盛大に開催されました。沿岸部を中心に震災で多くの緑が失われましたが、多くの皆さんのご協力もいただきながら少しずつ回復していく必要があり、今後も緑化推進の立場で取り組んで参ります。
② 中山小学校入学式
今年も入学式シーズンを迎え、4月9日、中山小学校でも入学式が行われ、77名の新1年生を迎えました。少し大きめの真新しい服に身を包み、目をくりくりさせ張り切った表情の1年生。少子化の影響もあり、中山小学校でもここ数年は新入生の数が減少傾向にあります。将来の宮城を担う子ども達、我々大人の温かく見守る責任は勿論のこと、社会全体で子ども達の健全育成を図る環境整備に努めながら、子ども達には心身共に健康で元気に成長して欲しいものです。