12月の活動報告
大晦日を迎え、いよいよ2011年も幕を閉じようとしております。例年であれば、ゆっくりとこの1年間を振り返り、ゆったりとした気持ちで色々な出来事を思い起こしながら、来たる年に思いを馳せているところですが、今年はゆったりとした気持ちで迎えることができない年の瀬を迎えております。未曾有の災害をもたらした3月11日の東日本大震災。残念ながらあまりにも大き過ぎる被害がもたらされ、一瞬にして大切なものをたくさん失いました。これまでの集計において宮城県だけで8.4兆円の被害総額、実に宮城県一般会計の10ヶ年分の予算額に匹敵する規模です。震災から9ヶ月あまりが過ぎ、ガレキ処理の道筋もつき、仮設住宅をはじめとした応急的な被災者支援策も遅ればせながら進められております。今後は復旧のみならず、復興住宅をはじめとした被災者の恒久的な居住環境の整備、就労環境の拡大、そして大規模な地盤沈下からの新たな土地整備の推進等、今後の宮城をかたちどっていく具体の復興施策をしっかりと推し進めていかなければなりません。来たる2012年は、こうした復興の道筋をしっかりと示せる年となるよう全力で頑張ります。踏み出そう明日への一歩!成し遂げよう確かな復興!!さて、12月の活動で主なものをご紹介します。
①11月定例本会議予算特別委員会総括質疑
12月16日、予算特別委員会の総括質疑に立ち、「被災した子どもたちへのきめ細やかな対応」について質問し、知事ならびに保健福祉部長から前向きな答弁をいただきました。今回の大震災により、県内だけでも両親を失った震災孤児が123名、片親を失った震災遺児が712名と相当数にのぼっており、こうした両親を失った子どもたちの心のケアについては、行政として将来にわたったきめ細やかな対応を徹底していかなければなりません。今後とも宮城の「宝」である子ども達への対策をしっかりとフォローして参ります。
②県政報告会
12月21日、日頃からお世話になっているサービス・流通連合東北支部にお邪魔し県政報告を行いました。県の震災復興計画を中心に現状の課題も含め報告を行い、その後、貴重なご意見をたくさん頂戴しました。これまでサービス・流通連合東北支部の皆さまにも現地の震災復旧ボランティアをはじめ、様々な形で宮城の復興に心強いご協力を頂いております。震災復興のキーワードは「一人ひとりの力の結集」。皆さんの善意に感謝しつつ、報告会後の意見交換を通じ、復興に向けその主体となる多くの方々の存在に大変勇気付けられました。