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2011年5月31日 (火)

5月の活動報告

201105

震災から2ヶ月半が経過し、県内各地で懸命の復旧活動が続けられております。こうした中、沿岸部被災地の漁業再開に向けた動きや各市町村の復興計画素案の検討等、少しずつではありますが復興に向けた様々な動きが見られるようになってきました。本県における現在の震災復旧状況は、資材不足の影響もあり進捗の遅れが課題とされていた応急仮設住宅の完成予定時期が8月中旬と大幅に短縮され、指定避難所数と避難者数が確実に縮小する方向で推移はしているものの、阪神淡路大震災時の総量をも超える1800万トンにも及ぶガレキ類の撤去が一次仮置き場のスペース不足の影響もありなかなか進まず、最終的な2次処理場の検討の遅れも相まって、決して好ましい進捗とは言えない状況となっております。これら進捗の遅れの大きな要因の1つとして挙げられるのが、復旧財源や規制緩和をはじめとする被災自治体支援に対する国の指導力、サポート力の弱さだと思います。未曾有の災害となった今だからこそ、国の強力な政治判断、リーダーシップが求められておりますが、残念ながらその期待に充分に応えているとは言い難く、各被災自治体が災害復旧に向けて全力投入できる環境が残念ながら整っていないのが実情です。また、現在、開会されている通常国会が、6月22日の会期末を延長せず、震災対策予算を盛り込む大規模な第2次補正予算の審議をも見送る方針といった報道がされております。長年の課題の1つである財政再建を無視することができず、今回の震災復興費の捻出に頭を痛めていることも少なからず理解はするものの、今回の未曾有の災害復旧はやはり国策でしっかりとスピーディーに対応すべきであり、政府が新政権発足直後から掲げてきた「政治主導」を今こそ示し、被災地の悲鳴にしっかりと耳を傾け、手を差し延べる政治を強く念願するものであります。震災復旧は時間との勝負。対応の遅れによる人的な2次災害が発生しないようしっかりとした責任ある対応が今求められております。特に梅雨の季節の到来を間近に控え、土砂崩れの危険性が高まっている内陸部の被災住宅団地への対応や地盤沈下により海抜0メートル以下となった住宅地域の排水対策、沿岸部を中心に被害の大きい地域における医療体制の整備等、急務の課題については県単独事業としてでもしっかり対応する必要がありますので、本日から始まる5月定例本会議の中でもしっかりと取り上げながら、議員の一人として今できること、今やらなければならないことをしっかりと対処していきたいと思います。さて、5月の活動で主なものをご紹介します。

①大震災対策調査特別委員会

5月20日、大震災対策調査特別委員会が開催され、被害ならびに復旧状況に関して議論を交わすとともに今後の国への要望事項の取りまとめ方法についての協議を行いました。県債残高を大幅に上回る2兆3千億円を超える本県の被害状況。災害規模の甚大さゆえに復旧・復興には国の協力が必要不可欠であり、国策としてこの震災復旧、復興を進めていただく必要があります。また、我々地方議員も被災地の今の状況を常に認識し、課題の全容をしっかりと見据えながら、着実な復旧、力強い復興に繋げていくための知恵を出していかなければなりません。宮城が元気を取り戻すためには、県民一人ひとりが元気になること。その為にも議員としての役割をしっかりと担って参ります。

②仙台フィルハーモニー管弦楽団復興コンサート  ※添付の写真

5月29日、中山地区社会福祉協議会主催による仙台フィルハーモニー管弦楽団復興コンサートが中山小学校体育館で開催されました。震災により土砂崩れや家屋の損壊等、中山地域における被害も多く発生し、また、中山小学校も3月11日から21日間、指定避難所として運営され、地域の多くの方々が避難生活を送りました。震災から2ヶ月半が経過し、かつての生活環境に戻りつつありますが、住民の皆さんにとっては、それぞれ心身面におけるストレスがまだまだ解消されていないと思われます。従って、こういった時だからこそ、お年寄りから子どもまで500名を超える幅広い地域の皆さんが大勢参加のもと、本コンサートが開催できたことは誠に意義深く、大変心地いい心の安らぎ、癒しの場になったのではないかと思います。本コンサートの開催を快諾いただき、演奏いただきました仙台フィルハーモニー管弦楽団の皆さん本当に有難うございました。

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