3月の活動報告
3月11日、マグニチュード9.0という日本の観測史上最大となる東北地方太平洋沖地震が発生し、大津波等の影響により本県においても沿岸部を中心に甚大な被害をもたらしました。この震災で犠牲になられた方は全国で11,400人を超え、今もなお16,200人を超える行方不明の方々の懸命の捜索活動が行われております。犠牲となられた皆さまには心からお悔やみ申し上げますとともに、被災されたすべての皆さまにお見舞いを申し上げます。この震災により、県内においても沿岸部を中心に、家屋・道路・港湾・鉄道などの地域社会基盤が壊滅的な被害を受け、今もなお73,281人もの方々が避難所生活を余儀なくされており、県民生活はもとより県内経済にも深刻な影響を与えております。この未曾有の耐え難き事態に対し、まずは目を反らさずしっかりと受け止め、強い意志と覚悟を持ってこの困難に立ち向かっていかなければなりません。そして、こうした時だからこそ、まずは県が主体となって旗振り役を担い、被害の大きい市町村への県職員の派遣含め、市町村との連携をこれまで以上に密にし、刻一刻と変化する被災地の状況把握に努めていく必要があります。また、日々の懸命な復旧活動の一方で復興に向けたしっかりとした対応も重要であり、国への要請活動を行いながら、少しずつでも着実な一歩を進めていかなければなりません。各機関、他自治体等の多くの皆さまのお力添えもいただきながら、この郷土宮城の再建に向け最大限の力を尽くし、一日でも早く、県民の皆さまが生活の安定を取り戻せるよう県議会議員の一人としてしっかり取り組んでまいります。さて、3月の活動で主なものをご紹介します。
① 予算特別委員会総括質疑
今年も2月定例会予算特別委員会の総括質疑に立ち、自動車関連産業特別支援事業等について、村井知事、河端経済商工観光部長に見解を求め、それぞれ答弁をいただきました。企業進出で将来に向けた明るい展望が開けました。今は厳しくても地元企業とのビジネスマッチングをしっかりと進めながら、県内経済の着実な底上げに繋げて参りたいと思います。
②第46回耳の日記念手話祭り ※添付の写真
3月6日、毎年恒例の耳の日記念手話祭りが今年も多くの参加者のもと岩出山で開催されました。聴覚に障害を持つろうあ者の皆さん。様々なイベントを通じて、ろうあ者の皆さん同士の親睦を深め、障害の垣根を越え、社会貢献に努めようとしている姿に改めて強い共感を覚えました。今後とも微力ながら、障害の垣根を越えた健常者と分け隔てのない社会の実現に取り組んで参りたいと思います。