9月の活動報告
昨年度の一般会計と各特別会計、および公営企業会計の各決算をはじめとした予算議案8件、予算外議案13件を審議する9月定例会が9月17日に開会しました。今回メイン議題の1つである平成21年度一般会計決算は、総論として、長引く景気の低迷等に伴う税収の減少、地方交付税の伸び悩み等により、大変厳しい税収入の中での平成21年度決算内容となりました。一般会計の財源調整機能を有する財政調整基金等4基金の残高は、前年度より134億円ほど増加しているものの、臨時財政対策債の大幅な発行により県債残高が401億円ほど増加しており、依然として県財政は厳しい状況となっております。ここで、臨時財政対策債とは、国が財政難により各地方公共団体に対し交付する地方交付税が満額支給できないため、その不足分を後年度に国が責任を持って処理するという約束のもと、各地方公共団体が代替的に発行している地方債(本県で言えば県債)のことを言います。つまりは、各地方公共団体は国のためにやむを得ず地方交付税の不足分を借金し、借金残高を膨らまし続けているという訳です。ちなみに、この臨時財政対策債分を除けば、本県の県債残高は行財政改革等の取り組みにより年々確実に減少しており、「うまい話には気をつけろ」ではないですが、今後の大きな火種とならないことを祈るばかりです。また、9月28日には、議員に就任し4回目となる本会議の一般質問に立ち、地域主権改革に向けた本県の取り組み方針、次代を担う子供たちに対する本県教育の在り方の2点について質問し、知事はじめ県執行部から前向きな回答を得ました。厳しい時だからこそ知恵を出し、現在進められている富県戦略を加速させていくことに、今後とも議員の1人として微力ながら努めて参りたいと思います。
さて、9月の活動で主なものをご紹介します。
①払川ダム定礎式 ※添付の写真
9月7日、南三陸町に建設中の払川ダムの定礎式が行われ、建設企業常任委員会の委員として出席しました。払川ダムは伊里前川流域の洪水予防、歌津地区の水源確保などを目的に建設される重力式コンクリートダムです。地域の方々にとっては、長年待ち望まれているダムであり、安全第一に無事故で平成25年3月の完成を目指し、着実な建設が進められ、将来ビジョンの柱の1つである「人と自然が調和した美しく安全な県土づくり」の一翼を担うことを心より祈念するものであります。
②中山市民センター、児童館祭
9月18日、今年も恒例の中山市民センター、児童館祭が中山市民センターで盛大に開催されました。小中学校と同様に、中山学区の地域活動の拠点となっている中山市民センター。今年も地元の幼稚園児から各町内の老人クラブの皆さんまで幅広い世代の方々がそれぞれ素晴らしい演技や歌声等を披露し、大いに盛り上がった一日となりました。また、地域のふれあいの大切さを改めて実感した一日でもありました。