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2010年5月 3日 (月)

4月の活動報告

20100428

平成22年度がスタートしました。宮城の将来ビジョン第2期行動計画、そして、第3期財政再建推進プログラムの初年度にあたるため、今年度の取り組みは今後の本県の行方を大きく占う大切な年度となります。特に、財政状況は更なる行財政改革を第3期財政再建推進プログラムとして計上し、今後4ヶ年で1,336億円の財政対策を行うこととしておりますが、これまでも既に平成11年度以降、一貫して度重なる対策を講じ、昨年度は最終手段とも言われる県職員人件費の削減まで踏み込んだ経緯にあり、今回の第3期財政再建推進プログラムは正直かなり厳しい目標設定となっております。しかしながら、この大変厳しい目標設定をギリギリ何とか100%クリアしてもなお、4年後には132億円の財政赤字が発生する見込みとなっているのが偽らざる現下の本県財政状況であります。本県の標準財政規模は約4、500億円です。財政規模の5%の赤字、つまりは、本県の場合で言うと約230億円の赤字発生で財政再生団体に転落することとなります。4年後に赤字132億円、しかしこれは厳しいプログラムを100%達成できた場合であり、仮に達成できないプログラム項目が発生した場合はその分が赤字として増えることになりますので、まさに赤字ラインぎりぎりの状況下にあると言えます。あまり知られておりませんが、本県はかつて昭和31年から39年までの間、財政再建団体に陥り、国の管理指導下での行政運営を強いられた苦い経験があります。再生団体とはその自治体の「倒産」を意味し、国の管理下に置かれるため、独自の行政運営、行政サービスができなくなり、そこに生活する住民は大変窮屈な生活を余儀なくされます。従って、県政および県土の発展を目指すことは勿論ですが、まずは中長期的に財政再建団体への転落だけは何としてでも回避しなければならない大変大きな課題であります。一方、地方財政立て直しの恒久対策として、税体系も含めた国と地方の在り方の本格的かつ抜本的論議がなかなか進まない状況にあり、国の責任のもとこれからの地域主権のあるべき姿を全面的に打ち出し、強い覚悟で推進していただきたいと願うところであります。そして、これまでとは違い、問題を先送りしないしっかりとした議論の進展を強く望むものであります。さて、4月の活動で主なものをご紹介します。

中山小学校入学式

4月8日、今年も元気な79名の1年生が中山小学校の仲間入りをしました。少し大きめの真新しい服を身にまとい、ソワソワしながらそれでも先生の話にしっかり耳を傾け元気に返事ができた立派な入学式でした。また、PTA役員を務めており、PTAを代表し新1年生に対し、①挨拶をしっかり行うこと、②友達をたくさん作ること、③先生の話をしっかり聞くこと、の3点をお願いしました。子供達は、これからの将来を担う地域の宝です。各家庭での子育ては勿論ですが、引き続き、地域の皆さんにもお力添えいただきながら、子供達に対する地域ぐるみの健全な育成にご協力を宜しくお願いいたします。

 

②県外視察   ※添付の写真

県議会有志の皆さんで観光施策等について調査のため大分県を訪問しました。大分県庁では、全国屈指の温泉街を有する大分県の観光戦略の実状、竹田市役所では、世界遺産登録も視野に入れながら、史跡と温泉街も絡めたこれからの観光戦略の取り組み状況、安心院分庁舎では、グリーンツーリズム発祥の地として、現在の取り組む状況と課題、今後の方向性をそれぞれ調査し、本県の観光戦略を検討していくうえで大きなヒントをたくさん得た視察となりました。特に、グリーンツーリズムの取り組みでは、隣県小中学生を対象とした農業体験型修学旅行の定着、そして中国をはじめアジア諸国を中心とした農業体験型修学旅行実現のための様々な積極的な取り組み状況は特に参考となりました。史跡も含め他県に誇る多くの観光名所を有する宮城県、今後とも「観光立県みやぎ」を目指し、議員の立場としてしっかり知恵を出し議論して参りたいと思います。

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